くぬぎ炭(菊炭)、なら炭、切炭が代表の黒炭は、 火付けが簡単で、火力が強く、そして風情がある。 老舗炭問屋の増田屋が最もお薦めする木炭です。
日本の炭は、白炭と黒炭に分類されます。白炭は、肌が白っぽく灰がついていて硬く、たたくとかん高い金属音がします。この代表が「備長炭」です。それに対し黒炭は、黒色があり軟らかく、たたくと鈍い音がします。
この違いは炭の焼き方によるもので、性質の違う炭となります。黒炭は窯の中で炭化が終わると窯口を閉じてゆっくり消火させます。この炭焼きに要する時間は約15日間。黒炭は、多くの手間と時間をかけた炭なのです。黒炭に適した樹は「くぬぎ」「なら」などで、切炭という名称で流通されています。昔の家庭で暖に使われた炭も、この黒炭です。
魚介類などの炭火焼、炉端焼・囲炉裏焼、牛タン焼、急な火付けに対応できる特徴用途、インテリア(炭火の演出効果)、回転率をお求めになる店舗など
火付けが良い
ガスコンロにかけて5分で炭に火が熾ります。足し炭も容易です。
火力が強い
焼きものに最適な「遠火の強火」の炭火を実現します。
爆ぜない
オガ炭は白炭(備長炭)のように、急激に火中に入れても爆跳しません。
風情ある炭
「チンチン」という音色と、かすかに漂う香りに風情が感じられます。
火持ちが良くない
切炭は備長炭と比較して火持ちが短いです。
断面が菊の花のような割れ目があり、美しさは一番。黒炭の王様で、菊炭や池田炭とも呼ばれます。
火付けがとても良く、業務用の黒炭としては一番普及しています。
北海道や岩手などが産地。陶芸用の炭として用いられることが多い炭です。
備長炭にも使われる樫の木を黒焼きしたもの。黒炭の中では硬い炭です。