1935年の創業以来、増田屋が燃料問屋としてこだわり続けたのが「茶の湯炭」です。当社の茶道の炭は、すべてくぬぎ炭。炭手前のお炭から水屋用まで、茶道の炭のことなら 「炭専門の増田屋」にお任せください。
茶の湯炭は、くぬぎの樹を材料とした「黒炭」で、着火性が良く火がつけば微かな香りが漂うのが望ましいとされています。また、樹皮が密着し、しまりがあり、炭の断面が真円のように丸く、切り口が菊の花のように均一に割れ目があるのが理想的な茶の湯炭といわれます。その菊の紋のような姿をした断面から「菊炭」とも呼ばれています。
頃よく松風を聴かせてくれる釜の火加減。炭手前拝見の厳かさ。炉中の景色。正月の飾り炭の格調。茶の湯に用いられるくぬぎを原木とした炭ほど気品を備えて美しく、また吟味された炭は他にはありません。
増田屋の「茶の湯炭」は、産地から集められたくぬぎ炭を自社工場で一本一本厳選し、茶道炭の太さと長さに切り揃え、丁寧に箱詰めしております。
炭専門問屋として創業時からこだわり続け、代々引き継がれている伝統の炭焼き手法で茶の湯炭をまもり、さらなる最高傑作品をご提供できるよう、日々精進してまいります。
炉は茶席で湯を沸かすのに用いる設備で囲炉裏の略称です。11月~4月は炉を用いるのが一般でこの時期が炉の季節になります。風炉用のくぬぎ炭より寸法が大きく、使用する炭の数も多くなります。
炉用の道具炭全てを組にした組炭から、各道具炭の単品の大箱・小箱、枝炭、切落とし炭を取り揃えております。
風炉は火を入れ、釜を掛け、湯を沸かすのに用いる茶道具。5月~10月の間、風炉が据えられ、この期間を風炉の時期といいます。風炉用のくぬぎ炭は炉用より寸法は小さくなります。
道具炭全てを組にした組炭から、ぎっちょ炭、管炭といった各道具炭の単品の大箱・小箱、枝炭、切落とし炭を取り揃えております。
炉用、風炉用を問わない炭の取り扱いもございます。
ご自分でお切になる長炭やきれいな丸のくぬぎ丸切炭、煙草盆用の火入れ用、お手頃な価格のなら丸炭などを取り揃えております。