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炭のこと
2021/07/27

BBQでモテるには炭を制する!炭に火をつける 実践編

masuda
炭屋のお話

手軽にできるアウトドアといえばやっぱりバーベキュー。
美味しい料理や仲間との会話を楽しながら、スマートにカッコいいところを見せたいものです。

炭火を制することが一番カッコよく、モテる。
今回は実際に炭の着火(炭を熾す)方法を伝授します。

目次

  1. BBQに必要な炭の量
  2. 炭の着火方法
  3. BBQでやらないほうがいいこと・注意点
  4. 炭を制する者は「モテる」

1 BBQに必要な炭の量

出かけてBBQをするならば、炭の量は多すぎても邪魔、少なくて足りなくなっても カッコ悪い・・・。

どのくらいの炭の量が必要なのかは炭の種類によっても違います。
ここでは「BBQにおすすめの炭」である国産黒炭(なら炭・くぬぎ炭・かし炭) を使う場合の炭の量の目安です。 

人数と時間

まずは人数と時間を考えて計算してみましょう。

  • 約2時間で 1人につき 700g で計算
    2人であれば 1.5kg
    4人であれば 約3kg弱
  • 3時間超の時間であれば
    1人で 1kg
    2人であれば 2kg弱
    4人であれば 約4kg。

    というのが一つの目安です。ただし、一度に全部使わないので
    途中、炭を足すことも考えての量です。

BBQ焼き台(コンロ)の大きさ

最近はコンロの形が丸やピラミッド型や六角、炭が入る火床から網の高さまでも様々なので一概に言えませんが、BOX型のバーベキューコンロの場合

  • 網のサイズが「20cm×30cm位」の小さめのBBQコンロ
    おそらく1~2人でまたは少し焼いたりする位なので
    1人につき 約500g/2時間×人数
    *コンロも小さいので一度に入る炭の量も少なくなると思われます。
  • 網のサイズが「30cm×40~50cm位」の中型のBBQコンロ
    おそらく4人位
    1人につき 約500g×人数×時間(h)

「ウェバー」のような丸型の大きなコンロだともっと炭は入りますが、炭を置かないゾーンを作るなどして調整しましょう。
「一般的な七輪」ですと、一回に炭の量は400g入らないぐらいです。

ただし、思ったより長い時間になったり、炭を足したりする場合や万が一のことも考えて、少し多めに用意しておくのが無難です。

*海外産の黒炭は

火力も弱く、火の持続時間も短いため。3kgはあっという間に使い切ります。ブリケット炭も結構な量を消費します。
国産の黒炭だと、火力もあり、火持ちも海外産黒炭より長いため、どんどん炭を足す、ということもなくなりお勧めです!

国産黒炭のページへ
国産の黒炭は「なら炭」、「くぬぎ炭」があり、どれもにおいもなく、安心安全に使える炭となります。
+炭STYLEショップへ

2 炭の着火方法

さて、一番カッコいいところを見せられるのが炭に火を熾していくところ。
方法としてはいろいろあります。

火熾し器を使ってガス火にかける

ガス台が近くにあるのでしたら、一番簡単な方法です。
しかし、アウトドアですとそんなものないですし、せっかくの見せ場は何もな い・・・。
また、最近の家に設置しているガス台はセンサーが働き、火を小さくなったり、 火が出なくなるガス器具もあります。
ガス台に頼ったら、センサーのせいで火が熾せなかった!なんて最悪なこともありますのでご注意を。
センサー付きの対策方法はありますが今回は無しで。

ガス火で火おこし
火熾し器は、炭を入れて、ガスにかける道具。室内で炭に火を熾すときは重宝します。
火熾し器の販売ページへ

チャコールスターターを使う

チャコールスターターとかチャコスタとかチムニースターター、火起こし器とか呼ばれてる道具は物によって使いやすい、にくいなどはあるものの、基本同じもの。自作もできます。

着火剤に火をつけて、下部に着火剤を入れて、容器(筒)の中に空気の通り道を作るような感じで炭を入れるだけ。
ほったらかしておけば、煙突効果で20~30分で火がつきます。
チャコスタという道具を揃える必要はありますが、まぁ、無難な方法でしょう。

チャコスタ

炭を煙突上に積み上げて火をつける

チャコスタという器具を使うのが簡単ですが、チャコスタがない、邪魔!と感じるならば、炭と着火剤と点火棒だけでつけてみましょう。
道具を使わずに火熾しをスマートにできるとモテます!?

道具を使わずに炭を並べ、積み上げることで煙突を作ってしまおうというもの。
煙突効果は下部の空気の取り入れ口から外部の冷たい空気を煙突に引き入れながら、暖かい空気が上昇する現象です。
炭を煙突にして上昇気流を発生させ続ければいいというやり方です。

1.用意するのは木炭と着火剤と点火棒(ライター)

着火剤はパック式か固形のものが良いでしょう。
ジェル状のものは火が見えずらいです。また、途中足したりすることは危険なのでやめましょう。

パック式の着火剤はこちら

炭の着火の準備

2.まず、着火剤を置き、そのまわりを囲むように炭を並べます。

*着火剤に点火するために一部分だけ少し間をあけておく

炭を並べる

3.二段目に円筒状に炭を積み上げる。

下段より「少し」小さめの炭を使うと組みやすい。

円筒状に炭を積み上げる

4.三段目を同様に積み上げる。

円筒上部の開口部を少し小さくすると炎が近くなるので上も火が着火しやすくなる。
円筒は高い方が効果はありますが、炭の量がそれほど必要がない場合は2段で。

炭を3段積み上げる

5.着火剤に火を点火

火がついたら、炭で着火口を閉じます。
もし、下段の炭の下がロストルの網がない場合は吸い込むための空気の取り入れ口がないので、閉じない。

着火剤に火をつける

6.20分ほどほったらかし。

外側からでも赤く燃えている部分が見えるようになったら、炭の着火はO.K!

炭の内部が赤くなる

7.炭の煙突を崩して、炭を広げる

火おこしの最中に野菜を切ったり肉の用意などをする時間にまわしましょう。
火おこしをしながら、余裕をもって行動できる = モテます

煙突を崩して炭を広げる

3 BBQでやらないほうがいいこと

炭を着火剤とうちわで扇いで火をおこす

うちわであおいで風を送って火を大きくすることはダメではないですが
風を送るのをやめると、周りの温度が下がり、火がなかなかつきません。
汗だくになり、体力だけ消耗します。カッコ悪いです。

着火剤でなく新聞紙で火をつける

これも経済的ですし、ダメではありませんが、新聞紙に火をつけると
「クサイ!」「灰が飛び散る!」 これは嫌がられます。

チューブ式のセリー燃料を火おこしの途中に足す

燃料に火が移り、非常に危険です。絶対にやらないでください!

BBQでやらないほうがいいこと

4 炭を制するものは・・・モテる

BBQの時は
臭いなどに気を使いながら、スマートに火を熾すことができれば
自分も周りの方もストレスにもならず、楽しむことができます。

そのためには「国産の黒炭」をお使いになることをお勧めします。

国産の黒炭は、着火もしやすく、においも心配することなく、火持ちもBBQで使う分には充分もちますので、おすすめです。
また、火力も火持ちも海外産黒炭よりいいので少ない炭の量で足ります。

バーベキュー

バーベキューにおすすめの炭

バーベキュー木炭(くぬぎ炭使用)2kg

バーベキュー木炭2kg

茶道に使用される炭である「くぬぎ炭」。
お茶室の中でも使える良質な炭。形の不揃いな炭が入っていますがその分、お求めやすい価格です。
ベーベキュー木炭2kg購入はこちら

岩手 なら切炭 3kg

なら切炭3kg

岩手県産の「なら炭」。
国内で最も製炭量が多く、価格もお手頃な炭のため、BBQに最適です。
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岩手 なら切炭 GI品 6kg

岩手なら切炭GI

岩手なら切炭の中でも燻りやすい下部を切り落として、規格検査を通したプレミアム品。
なら炭の中でも高品質をお考えの方にお勧め。火鉢用でも使えます。
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