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炭の歴史・種類・特性

●炭の歴史

備長炭

 炭の歴史は人類が火を使った時、同時に始まりました。それは大氷河期以前の石器時代前期までさかのぼります。炭は奈良時代にすでに使用されていた記録が残っており、東大寺の大仏鋳造などはその代表的なものです。
 炭焼きの基本的な技術は、平安時代に一応の定着をみ、室町期、茶の湯が盛んになったことにともなって、需要者の厳しい要求を満たすため、その炭質はいちじるしく向上し、今日に近い形で技術が完成しました。
炭はその用途において、<暖房炊事用>すなわちエネルギー的な使い方をするものと、<工業用>すなわち金属加工など炭素材料的な使い方をするものの二つに大別されてきたのですが、近年ではさらに人類の健康や環境に寄与する役目をも果たすようになってきました。

●炭の特性

木炭は原木と同様に、縦横に孔の多い構造(多孔体)をしています。
そのため内部表面積1gあたり約300uと大きいので吸着力があり、通気性、保水性、透水性に富んでいます。この性質によって、土壌内に炭をいれると、炭の孔に有効菌が入って微生物が繁殖し、土中に空気や水を持ち込んで健全な土壌をつくります。悪臭や水分も吸着するので、調湿、浄化、鮮度保持などの効果があります。

熱源としては、石炭や石油と異なり有効成分を出さないこと、腐らず発火しにくい安全な燃料であることがあげられます。

また、木炭には2〜3%の灰分(ミネラル)がありこれを土壌や飼料に供給することで、農作物や畜産に有効利用する事が出来ます。高温で焼かれた炭は、グラファイト構造という電気を伝えやすい構造となるため、電波を遮断する建築材としても使われます。

●炭の種類

炭はその性質上、「白炭」と「黒炭」とに分けられ、炭化の温度と仕上げかたが異なり、見ためにも違いがあります。

白炭は炭焼きの仕上げ段階で窯口から空気を徐々に送り窯内を1000℃の高温にします。そうして白熱した木炭を窯外に引き出し、灰と土を混ぜて湿気を含ませた消粉をかぶせ、すばやく冷却したものです。
黒炭は炭化温度も400℃〜700℃と低温です。そのまま窯内で密閉してゆっくり冷却させたものです。
白炭は高温で均一に炭化するため硬く、叩くと金属音がします。また樹皮がほとんど焼け落ち、表面に灰がついて白っぽいので白炭と呼ばれます。黒炭には炭化した樹皮がついていて色も黒、割れ目が多いのが特徴です。

白炭の代表的なものが「備長炭」、黒炭の代表は茶道用の炭(くぬぎ炭)です。

備長炭

備長炭

ウバメガシを原木とした硬度15度以上の白炭の代表格。語源は江戸時代、紀州の商人、備中屋長左ェ衛門が考案、販売したことによる。火持ちが長く、温度の調整がしやすいので高級調理用に向いている。また固く粉が出にくく、木炭の科学的特性を生かして、健康、浄化、調湿等にも使用される。

椚(くぬぎ)炭

くぬぎ炭

茶道用で有名な黒炭の最高級品。茶の湯炭といえばくぬぎ炭であるのが正式。
着火性が良く、火力があり、樹皮が残り、切り口が菊の花のように均一に割れ目があり、気品を備えて美しい。
カブトムシやしいたけでも知られる広葉樹の椚(クヌギ)の樹を材とする。椚炭で沸かした湯はソフトで口当たりが良く、風情も加わり、心身ともに暖まる。火がつきやすく、火力も良く、ニオイも少ないため、火鉢用、暖房用、調理用にも最適。

楢(なら)炭

なら炭

黒炭で一番ポピュラーな炭で、一般に炭といえばこの楢炭をさすことが多い。
昔は一般的な暖としてこのなら炭を使っていた。現在ではバーベキューなどには最適な炭。原木に広葉樹であるミズナラ、コナラ材を使う。岩手産が有名で炭の生産量は日本一。くぬぎ炭よりは固い炭であるが、黒炭のため、 火付きはよく、万人に使いやすい炭である。

オガ炭

オガ炭

オガ粉を粘結剤を使わず固め、白炭と同様に高温で焼いた、中心に穴のあいた造形炭。またはオガライトを炭化したもの。
備長炭より火着きは良く、くぬぎ炭より火持ちは良い。現在では改良が続けられ、価格が安く、機能的には白炭に近くなり、飲食店などの業務用料理などに多く使われている。

●炭の用途

高級燃料、土壌改良、混合飼料、家屋などの調湿・消臭、青果などの鮮度保持、水質浄化・空気清浄、保温、電波遮蔽

●世界の炭

炭は世界中に存在し、その土地に適した製法で焼かれています。現在家庭では、バーベキュー用の黒炭が普及し、業務用の焼き物料理は世界中どこも木炭です。 世界の木炭生産量の半分はアフリカである(炭窯での生産ではないが)。ブラジルでは製鉄用に大量に木炭が焼かれ使われています。炭材としてはユーカリ、マングローブ、ラバン、パインなどがあります。 その中でも日本の炭、特に「茶の湯炭」と「備長炭」は世界の木炭の中でも最高傑作品として賞賛されています。

●電磁波と炭

 現代,、電磁波が人の健康を害するのではないかと大きくTVや雑誌等で扱われています。この電磁波に対し、備長炭を置くだけで遮蔽できるといわれています。確かに炭を分厚い板状にして被い囲めば、電磁波を遮蔽することができます。
 しかし、備長炭を置くだけで
「電磁波のプラスイオンを備長炭から発生すマイナスイオンで中和」させて電磁波を遮蔽するなどともいわれています。
 備長炭はマイナスイオンを発生します。しかし、備長炭をパソコンの側に置くだけで電磁波遮蔽になるかは疑わしいものです。

そこで脚光を集め始めているのがここでご紹介する備長炭加工製品です。炭、中でも備長炭が電磁波をはじめとした有害な電波をシャットアウトするのではないかという推測を元に増田屋が独自に調査、研究を重ねた結果、そのことが実証されました。現在いろいろな分野で応用できるように商品化を進めている段階です。みなさんのお目にかかる日も間近、これで電磁波ともさようならです。

電磁波遮蔽吸収剤

 弊社では、導電性のあるシート、又は板と白炭(備長炭)の粉末を特殊加工し、シート状にしたので、従来のシールド材より数倍のシールド効果をあげたものを開発中です。又、備長炭の持つ特性を活かし、調湿・吸着性を持ち、広範囲の利用が期待されます。

特徴

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飲食店における燃料用の高級備長炭から、茶道に用いるくぬぎ炭、調湿材やろ過、健康面・癒しなど炭の効果を活かしたインテリア製品、生活雑貨などの製品用途に合わせた商品の開発、卸、小売販売を行っています。
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